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ライムライトのhzのレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
3.8
ところでチャップリンはいつ出てくるんだ?と思っていたらはじめから出てたおじさんだった。いつもの見た目じゃなかったからすぐに分からなかった。
いつものチャップリンの格好以外で登場することもあるんだな〜と思っていたら、今作はかつての喜劇道化師という役で、長編映画で素顔を見せたのはどうやら初めてだったみたい。少し歳をとったこともあるけど、化粧を取るとこんなに印象が変わるとは。でも笑った顔は一緒だったな!

自らの実際のキャリアとも重ね、老い、落ちぶれていく様子が描かれていた。同じく俳優そして監督として活躍するイーストウッドと、主役のスタイルや映画のジャンルは全然違えど共通するところがあるなあとか考えながらみてた。

前半部分でカルヴェロがテリーを励ましている時の言葉が結構印象的なものが多く、チャップリンの人生や名言と重なるところ多かった。

また、お互いに世界三大喜劇王でライバルでもあったバスターキートンと初共演。こういうタイミングでライバルと共演するのってなんだか熱い。チャップリンの人生を作品に落とし込んでいるんだろうな。これを機にバスターキートンの作品もまた観てみたい。
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