いやぁ〜、掘り出し物の映画ですね。
ありめろんはこういうホラー映画が一番肌に合う。
じんわり怖く、ひんやり悲しい哀愁ホラーでした。
幽霊や殺人鬼に追い回されるホラーもいいけど、精神をいたぶるホラーもいい！
本作は最後まで嫌な気持ちになりながら見れます。
ことの発端は、夫が自殺したことから始まる怪現象。
自殺した夫の幽霊が、主人公に会いにきているのか？
そして遺品から見つかる夫の知らなかった一面。
最後の最後で話が繋がって、私はなんだか切なくなりました…🥺
結婚して長く一緒に生活してて、ここまで分からないものなのかと疑問に思ったけど笑
演出が特に良くて、家の構造を利用して人のシルエットを作ったり、カットの切り替わりで部屋を反転させたり、見ていて何が現実で何が虚構なのかが分からなくなってくる🌀
極度にストレスを感じている時とかに見る夢みたいな、支離滅裂さに視聴者も混乱するやつ！
こういう質の高い錯乱技を使ってくるホラー作品に目がないのです…。
ちなみに主人公が時折り見せる笑顔が一番怖かったよ😊
満足度は高いけど、消化不良だと感じる人はいるかも。
私はそこも含めてとても好みでした。
