すっっっごく良い映画だった、、強く揺さぶられて、でも勇気づけてもらった。
これは本当はもうちょっと大人になってから観るべき映画なんだろうなぁ。理想と現実の落差で表情を失っていく大人たちに再び火をつけてくれる存在、それが佐々木。
自分の行動に強い意志があって、常に面白く生きようとしていて、でも現実をわかっていて孤独で、その上で「お前は大丈夫だ」「やりたいことやれよ」と言ってくれる人。他者にパワーを与え続け、自分の生き様そのもので背中を押してくれる人。そんな人を、この映画は観客一人一人のマインドに植え付けてくれたんだと思う。
焦燥に駆られながら、でもビジョンもなくぼんやりと日々を消費している感覚が痛いほど伝わってきた。赤ん坊を抱く悠二を見た時、気持ちがリンクして同時に涙が出てきたの凄かった今思えば。力強い後押しをもらった気持ち。大きなことでも小さなことでも、一歩踏み込むことがどれだけ難しいか、、悠二の強い心のこもった最後のセリフが響く。ラストシーンは圧巻だった。
脚本ほんっとうに素晴らしいと思う、、素人にも伝わってくる作り込みの深さで、一気に持っていかれる。俳優さんたちも本当に凄い。藤原さんは自然体が自然体すぎてそのものだった。表情とか声とか一つ一つがとにかく良かった。
ありとあらゆる人に薦めたい映画！！
