オンライン試写。憧れだった彼との思い出が、燻っている男に蘇る。こういう男同士の青春ってホモソーシャルっぽくなりがちなんだけど、踏みとどまってギリギリなラインを漂うのが今っぽい。滅茶苦茶いいショットがいくつもあって息を呑んだ。
役者陣は皆いいのだが、藤原季節、抜群。
正直話はそこまで好きじゃないんだが、嫌な感じにならないのが巧いな〜と感じる。ありきたりな話になりそうな所を、するりと躱していくような手触り。
何より画の作り方がとても格好いい。まだ新宿武蔵野館スタッフらしい内山拓也監督、これからが楽しみです。
