Satomi

悲しみが乾くまでのSatomiのレビュー・感想・評価

悲しみが乾くまで(2008年製作の映画)
4.0
愛する人の死を受容するまでを非常に丁寧に描かれた良作。
逃避、悲しみ、怒り、絶望、色々な所をぐるぐるして死を受容していくんですね。
シュタイナー教育とか好きそうな感じの、私はちゃんとしてるということに自信がありそうな感じの母親役というのがよくこの物語の設定としてハマってるなぁと思った。
真面目だからこそ、目の前にある現実や事実を否定したくなるんだろうなぁという心の隙間みたいなものをうまーく突いていると思う。
正直ジェリーみたいなジャンキーにここまで要求するの酷だわ!と観終わった後に思うくらい、ジェリーの優しさが際立っていたなぁと思う。
デルトロかっこいいわぁ、もう相変わらず。
しゃべるとオードリーの地雷踏みそうだからという意味もちょっとあるかなと予測したのだけど、喋らず眼差しだけで語る演技が素敵過ぎました。
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