Ryoma

3年目のデビューのRyomaのレビュー・感想・評価

3年目のデビュー(2020年製作の映画)
4.2
日向坂46初のドキュメンタリー映画。
現時点でのけやき坂46→日向坂46の歴史を時系列に大体網羅した内容で初めて見た映像もあり、けやき坂46(ひらがなけやき)時代から追っている人も、最近知って興味を持っている人にもオススメな1作。(まるで何も知らない方には厳しいと思いますが、恐らくこの作品を見たいと思う人の中にはそういない気がします。)

見どころは沢山ありますが特筆するならば佐々木久美さんのキャプテンシーの素晴らしさ。初期からグループを支え、育て続けたからこそ、現在の明るい雰囲気やお互いに助け合うアイドルグループが出来上がったのだと映像を見て実感します。
また小坂さんのセンターというポジションやメンバーに対する想い、卒業したメンバーの過去の映像なども素敵でした。

周囲のスタッフや共演者からも語られていましたが、彼女たちの最大の強さはメンバー同士の「仲の良さ」であると全編を通して伝わってきます。それは友人同士の「仲の良さ」もありますが、グループ内の仲間という信頼の強さも含みます。互いに信頼し、認め、足りないところを補う。そんな姿に胸が熱くなります。

曲や作品をリリースするのに「仲の良さ」というのは別に必要なものではないと個人的には思いますが(歪さから生まれる傑作もありますし)、彼女たちはそれを最大の武器にし、チームを作り上げたのが今の人気の理由だなと改めて理解しました。

…さて、9月にはアルバム発売。12月には東京ドーム公演が控えています。実際に開催するかは現状見えないとこではありますが、この映画を見ると楽しみにしてしまうんですよね。彼女たちの夢が叶う姿、素直に見てみたいんです。
Ryoma

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