中重優

3年目のデビューの中重優のレビュー・感想・評価

3年目のデビュー(2020年製作の映画)
4.0
けやき坂46から始まり、
日向坂46となって歩み始めた彼女達を
追ったドキュメンタリー映画。

僕自身は学生時代に
ちょうどAKB48ブームで、
割とアイドルの存在が身近になってきて、
アイドル=オタクのカルチャーみたいな
印象が変わってきた時代でした。
そこから坂道シリーズが始まり
それぞれのバラエティなども
時折観ていました。
その中でも日向坂は、
"面白いなー" "さすがハッピーオーラ"
と言った感じです。

今作は、けやき坂46の頃から
知っている方々にとっては、
思い出を見返すことができ、
最近、彼女達を知った方々には、
歩んできた道、乗り越えてきた壁、
彼女達はなぜハッピーオーラに自身も包まれ
ファンを包めるのか、
そういった事を知れると思います。

出会いがあり、別れがあります。
嬉しい事、悲しい事、紆余曲折あっても
表舞台に立っている人達を
軽視できなくなる内容だと思います。
アイドルだからと馬鹿にする人達の
浅はかさに気付けます。
プロ同士の中で評価があるのはわかりますが、
プロでもない、ただの素人であるファン同士が
他グループ、他ジャンルを
お互いに軽視する事は無駄だとわかると思います。
それぞれに見せていない努力や苦悩があると
思えるからです。
後、メンバーやその周囲に迷惑をかける人は
ファンではないです。
柿崎さんの卒業スピーチを改めて聞いて、
改心する人が少しでも居れば幸いです。

劇中での楽曲やダンスに込められた想いを知ると、
鑑賞帰りに改めて聞いたり、MVみたりして、
感慨深くなりました。
中重優

中重優