あお

GOGO(ゴゴ)94歳の小学生のあおのレビュー・感想・評価

GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)
5.0
94歳の小学生、GOGOおばあちゃんが子どもたちと共に熱心に、楽しそうに学ぶ姿がかわいらしい。教える側も生き生きしていて希望に満ちており、教育とはこうあるべきと考えさせられる。良いことばかりでなく、勉強ができなくて先生に叱られるなど、学校生活の“一喜一憂”も映されていて、懐かしい気持ちになる。
一方、寄宿舎の新設を進める若い大工の男性たちに「ノロノロ仕事するな」と喝を入れる姿はかっこいい。卒業試験合格を目指す物語と寄宿舎完成を目指す物語が併走するから、作品として厚みがある。その構成といい台詞といい、さらに色彩鮮やかな映像からも、これがほとんどリアル映像だなんて信じられない。監督だけでなく、カメラマンの力量がすごい気がする。

GOGOの夢を叶えるために行動する校長先生や、友人ディナの存在も重要。こんなキャラクターが揃っていることもまるでフィクションのよう。
動物の鳴き声の下りは笑ったw

GOGOに寄り添う、ひ孫の女の子が将来どんな女性になるか楽しみですね。

この記事、鑑賞後に一読推奨です◎
https://www.moviecollection.jp/interview/62714/
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