Dasoku

すずしい木陰のDasokuのレビュー・感想・評価

すずしい木陰(2019年製作の映画)
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何というか、映画よりもインスタレーションに感じる事柄と近かった。ジョンケージみたいな。

画面に諦めがついた頃、この場にいる他の観客の音が気になってきたり、仕草が面白かったり、人間を楽しむいい時間をもらえた。
もちろん本編は本編で楽しかった。

映画館でしかきっとこの体験は楽しめなかっただろう。
観客である僕が作品の中を自由に歩き回るという体験は、なかなかに楽しかった。少し疲れたけれど。

こういうのもまぁ時にはありなんだと思う。
滋養たっぷりの映画。しかし家ではこの滋養をちゅうちゅうと吸うことはできないから、映画館に行って観ることをお勧めします。
ゆったりと座れる席をとって、どかっと構えて自由を楽しむように観るのがいいんじゃないかな。知らんけど。
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