チャック

タイラー・レイク -命の奪還-のチャックのレビュー・感想・評価

3.9
クリスヘムズワーズ主演のアクション映画。コロナ期間中という事もあり,Netflixの最高視聴数を記録したらしい。複数回視聴してその度に別の友人と観てるけど、つまらないって言ったやつはいないので流石最高視聴数だけあるなーって思いました。

この映画の好きだった所は、アクションの重厚さとテンポの良さかな。マジでテンポが良くてこのシーン何なんだろう?っていうシーンがほぼ無く、ストーリーがガンガン進んで行ったから飽きずに観ることができた。アクションについては、シーン自体もかなり良くてそのほとんどが印象的だった。中でも個人的に印象的だったのは麻薬王の子供と一緒に、主人公に恩がある男の家に匿ってもらう時のアクション。アクション自体はすごく地味なんだけど、カメラワークは見やすくて、臨場感も抜群。あとはやっぱり実際に戦いになったらカンフーみたいな派手な蹴りとかは使わない気がするから、地味アクション路線で行ったのはこの映画の雰囲気にマッチしてて良かったと思う。

嫌いだった所は、特にはないかも。強いて言えば主人公が子供にこだわる理由が少し弱かった気がする。「子供の生い立ちに同情したから」「大人は子供を守るもの」って言ってしまえばそれまでなんだけど、雇われの傭兵が見ず知らずの外国の子供を、撤退の指示が出てるにも関わらず命をかけて守るのはよっぽどの理由があるはず。自分が息子を亡くしたので目の前の子供も命がけで守るっていうのがいまいち納得ができませんでした。もうちょっとその辺りの説明が聞きたかったけど、個人的には大満足の映画でした。
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