Angiii

最後にして最初の人類のAngiiiのレビュー・感想・評価

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)
5.0
私の知らない私の何かが、深く力強く、的確に穿かれ、深き深き深淵に突き落とされた。

そこで見えたのは未来から来た黙示録、それは圧倒的な"音"。

モノローグの恣意的な断絶、星の急激な盛衰、悠久な時への恐怖、その"間"と"圧"。知らない感情に支配され、これこそが"畏怖"だと知るのは放心から我に帰った瞬間である。

圧倒的な宇宙的恐怖と人類としての宇宙的制約即ち大きな事象に対しては対抗おろか論評の立場にすらない己の矮小さを全身で感じる作品。
全人類が見るべきだと思うが決して興味本位で観てはいけない。
Angiii

Angiii