ジョアンナのファッションが可愛すぎる。
プリント地のブラウスやワンピースってともすれば安っぽく見えるのに、すべて品よく、おお!っと目を惹く色使いでまとまっていて本当に素敵だった。
赤いタイツをセンスよく履きこなせる人が他にいるだろうか?
常に違う服を着てるのに(映画だから当たり前か)、通勤バックはどのシーンでも同じで妙にリアリティがあって、そこもポイント高い。
ファッションや、現実離れしたレトロで古典的な職場、音楽の使い方、ジョアンナのちょっと世間とずれているところ(個人情報持ち出すなんて社会人としてNG)が、アメリっぽいなと思った。
最近、尊敬している人から「君は文章を書くべきだよ。自分のために。例え読者が俺と数人だけだとしても。」と言われた。
思いがけない言葉だった。嬉しかった。
書くべきだと言われたのは小説や詩ではない。
でも、映画でサリンジャーがジョアンナに繰り返し言う「毎日書くこと。」「15分でもいいから時間を作って書くこと。」というメッセージがリンクして、より印象深い一本になった。
書かなきゃ。
それにしても邦題で損してる映画のひとつだよね。