jugemgirl

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46のjugemgirlのレビュー・感想・評価

-
めちゃくちゃ最高だった。
最初の場面、ゆっかーが画面に現れた瞬間から息が詰まってもうそれからずっと泣いてた。
最初、平手が『ガラスを割れ』でアドリブでいきなり走り出したシーンはその走り方に震えた。そのまま曲終わりにふらふらと2メートルの高さから落下し、怪我をすることになる。別のライブではほとんど泣きながら「いやだいやだ、出たくない、出れない」と言ってる中、スタッフたちに担がれ「平手行きます」と暗い舞台下を通って無理やり5万人の中に放り込まれる。そのあと舞台上での『角を曲がる』の場面。初期の頃、明るく「いやだ〜出たくない!こわいこわい」と笑顔で言っていたシーンを思い出す。ここまでになるって、本来きちんと病院で治療されなきゃいけない状態なんじゃないか、とよぎる。
わたしに全てはわからないけれど、全員が真剣に作品のことを考えて、パフォーマンスしているということだけは決して嘘ではないと信じられる。そして、この世の中でそこまで素直に真剣に作品を届けようとしてくれ他ことに対する感謝で胸がいっぱいだった。作中ほとんどのシーンがライブ映像とメンバーへのインタビューで構成されているが、今年行われたオンラインライブでの『誰がその鐘を鳴らすのか?』が素晴らしかった。(YouTubeにあるので、家に帰ってから何度も見た)
ほんとうにいい曲でおわってよかった。こんなにふさわしい曲があるのかというほど。そして、このライブでの2期生の存在感がすっごく良い!欅坂が大好きで入ってきて、しかし守れなかった彼女たちの表情にほんとうに惹きつけられる。普段たいして気にもしない歌詞のひとことひとことをきちんと聞き取りたいと思ってしまう。残ったメンバーのことを歌いながら、平手の存在をどうしても意識してしまうような。
櫻坂は絶対にライブを見に行こうって思った。
さいごに。エンディングが『太陽は見上げる人を選ばない』で、せつなくつらくかたくなっていた心を優しくほぐされ包まれてしまった。欅坂のこと好きでよかったなあって思った。
jugemgirl

jugemgirl