大怪獣が突如謎の光に包まれて死んだのでその巨体の後始末をしなければならないという設定は面白いなあと思って観たら面白いのはその設定だけだった。
というかこんな面白い設定でここまでつまらないものを作ってしまうのがある意味凄い。逆説的にシン・ゴジラの凄さを知ることができる作品。
政治のお偉いさんたちと彼らに翻弄される現場の人たち全員がバカ＆終始死ぬほどつまらない滑りまくりのボケをかましてくるので未曾有の事態なのに緊張感が全くない。VFXも稚拙。ほんと日本映画の悪いところ出てますよ。良かったところはオダギリジョーのドレッドヘアーくらいでそれぐらいしか褒めるところがない。
ラストはあまりの展開に「……は？」と声が出てしまった。なめてんのか？この映画の後始末はどうするんだ？
Netflix映画のドントルックアップみたいなことをやりたかったのかな？
アレには製作費や技術は敵わないけど、たとえそれらがあったとしてもセンスが死ぬほどダサいのでもう全敗ですよという現実を突きつけられてしまった。分かりきっていたことだけど。
