息子が行方不明になった日に、その同級生が亡くなり、彼はどのように関わっているのか、家族の視点から描いた作品。
題名が『望み』なだけあって、息子の行方について父と母がそれぞれの望みを持ち、対立をしていくところがこの作品の中で1番の見どころだと感じた。
どのような結末になったとしても絶望が待っていて、そこにじわりじわりと向かっていく感じが個人的にとても好きだった。
最終的には、家族が冒頭のようなかたちで前に進めていけそうな終わり方をしていたので自分はかなりスッキリする終わり方だと感じた。
観終わった後に、じんわりと沁みるいい映画だった。