生きて加害者で罪を背負うか
死んで被害者で悲しみを背負うか
両極端な立場を迫られた家族の映画
やらなければなにもできない大人になるだけ
しっかりと父の言葉を受け止めていた子供の意思に気づき号泣する…
加害者だとしても生きててほしい母親の気持ち、息子はそんな事をする奴じゃないと信じる父親の気持ち、どちらも分かるけど、どちらにしろ絶望が待ってて辛い。
ドキュメンタリーを観ているようだった。
息子…
生きてても地獄、死んでても地獄。
真実が何も分からないまま、あれやこれやと噂されたり誹謗中傷される苦しい状況が続く。読める結末だけど、家族3人それぞれの心情の揺れ動きが伝わってきて良かった。
演技は…
行方不明になった息子。犯罪者側であれば逃げていて生きている。被害者側であれば亡くなっている。家族はどちらを望むのか。考えさせられた。
犯罪者であっても生きていて欲しいと願う母。息子の正義を信じる父…
良い点
加害者家族か被害者家族か、考えさせられる良いテーマ。
堤真一
気になった点
疑われて叩かれて謝られて同情されて、どこかで割り切らないとやってられない。
全てに通じる心の持ちようなんだろうな…
息子と連絡が取れない!
息子と同じ学校の子が
死体として上がり
犯人は逃亡中!
息子が犯人なのか?
被害者なのか?
被害者としたら殺されている!
息子は犯罪を起こす
人間ではないと
息…
ん?
というのが鑑賞後の感想。
これは物語上の感想であって
俳優陣の演技や、場面場面の演出はすばらしかった。
物語としては
息子は加害者側か、被害者側かというのが
ずっと軸となっており、
鑑賞者…
「望み」製作委員会