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望みのnorのレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
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子の友だちらしき人が殺されたって報道があって、自分の子どもと連絡がとれない。犯人は逃走していて、どうやらもう1人殺されたらしいなんて状況、自分が母の立場だったらと思うと震えが止まらない。
ある意味ホラー映画より恐ろしい思いでスクリーンを凝視しながら鑑賞した。
生きていると、一瞬でそれまでの日常が変化してしまうような瞬間はきっとどんな人にもある。
キテレツなようで、いろんな人が共感できるようなテーマで、面白かった。いや、怖かったけど。

映画で良かった。人ごとで良かった。
娘2人の母はそう思ってしまう。この映画の母石田ゆり子とほぼ同じかもしれない。とても母の心理に共感できた。だからこそ、なんて悲しい映画だろう>_< 人生は不条理。現実はもっと悲しくやりきれないこともたくさん。

映画行く前、私の現実も重く、疲れていて日常をリセットしたくてレイトショーで、たまたま時間ピッタリでこの映画をチョイスしたのだけど…
重い現実を、でも重いこの映画で洗い流せた気がした。結果オーライ。
森山直太朗の曲好き♡
原作にも興味。
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