つくづく喜劇と悲劇は紙一重だと考えさせられる作品。
危機的状況でも人々は話を聞かずリテラシーが無い。
それどころかイデオロギーによって物事を判断してしまう。
テーマが違うだけで日本でもアメリカでも似たようなことあったよね?という現象をシニカルに描いている。
ただ、現在進行形の傾向ではあるものの、オックスフォード英語辞典によって「ポスト・トゥルース」が2016年を象徴する言葉に選ばれたことを考えると、もっと早く世に出すべき作品だったのではないかと思う。
気を逸した感は否めない。
コロナで制作が延期されてしまったのがやや残念である。
結論としては、人類は一回滅びるしかないですな。