地球へ急接近する"巨大彗星"の存在に気付いたさえない天文学者と教え子の大学院生が世界中にその事実を伝えるべく力をつくす。ジェニファー・ローレンスの見た目が髪型のせいか一瞬誰だか分からなかった。。Ａ級オールスターもの。レオナルド・デカプリオ主演で一見超大作風の上質な看板を装う。が、その蓋を開ければ、だいぶ異質のブラックユーモアの映画で、ネトフリ配給らしい個性みなぎる奇をてらった方向性といえば頷ける。また地球を破壊するほどの小惑星の接近という起こりうる"事態"そのものと、キャラクターたちの極端な言動が終始二極化していて、三谷幸喜が撮ったようなパニックとコメディのジャンルミックスが全編で生じている。恐らくは彗星をコロナに被せたメタファー。凄く現代的な指標を併せた映画でした。
【---ＩＮＦＯＲＭＡＴＩＯＮ---】
※告知。３１日の夜(１７時~)に、"２０２１年の年間ベスト１０"を、ｂｉｏ上にて発表したいと思います！年間ランキングを待っていただいている方、ぜひ楽しみにお待ち下さいませ。また年内最後に扱う作品も、今日決定しました〜〜！併せてお楽しみに。以上。
