デパルマ

ドント・ルック・アップのデパルマのレビュー・感想・評価

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
3.0
科学者の意見をまともに取り合わない政府、メディア、大衆の風刺劇だが、普段のニュースを笑えないようにこの映画も全然笑えない。クリス・エヴァンスが演じた政治的な議論ではなくエンタメだけを求める映画監督に、内田英治監督の「これは娯楽。社会問題は誰も見ない」発言を思い出す。この映画は娯楽かつ社会派映画だ。それでも所詮娯楽に回収されて、「静観し精査」され続けるのでしょうね。見せかけだけの同調やトーンポリシングは、もううんざりだよ。手放す覚悟をしようよ。因みに話題になってるメリルのオールヌードは、エロくない後ろ姿のギャグシーンだから家族で見て大丈夫だよ。吹替は「ナイブス・アウト」以来のオールキャスト。アダム・マッケイは例のごとく風刺に比べてドラマが弱すぎるから次作はアーロン・ソーキンと共同するってのはどう。
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