人と人の関わりから生まれる隙間を上手く映しだした作品だと感じました。
心の空白は何で埋められるだろうか、寄り添う言葉も時には押し付けのように感じ、何も出来ない自分に苛立ち、これは当事者になって本当に心が空っぽになってなにかに救われるまでは絶対にわからないんだと思う。
真っ白なキャンバスに絵を描いてみた親父、最初から最後まで鬱々とした展開が続くなか最後の親父の成長と僅かに埋まる空白に感動した。
『万引きの疑惑をかけられた少女が逃走中に事故で死亡』もしこんなニュースが流れてきたら、ただ消費するだけには勿体ない傑作