ShuY

青くて痛くて脆いのShuYのレビュー・感想・評価

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
3.7
あぁー、痛い!痛すぎる!!笑(褒めてます)

「世界を変える」という信念のもと秋吉と田端が2人でモアイというサークルを立ち上げる
サークルの規模は次第に大きくなり、終いにはただの媚び売りが蔓延る意識高い系就活サークルになってしまう…

自分の居場所と秋吉を奪われた。田端はサークル崩壊の復讐を計画するが…

モアイ崩壊を企む現在(4年生)とモアイ設立までの過去(1年生)がわかりやすく描かれていき、中盤ストーリーにどんでん返しがあるのだがカタルシスハンパない

吉沢亮の目の演技がすげ!惹かれるものがある。
終盤の吉沢亮がもう痛くて見てられなかった…

誰も傷つけないように人と近づきすぎないようにするっていう田端の人生におけるテーマっていうのが共感出来た

意識高い系の奴らってなんかすげ〜嫌味に見えて、自分の世界が正しいって決めつけちゃうんだよね。
でもそういう人らって良い人も勿論いるしそうなれない自分っていうのが痛いだけなんだよね
ラスト、田端が「もし自分がなりたい自分になれたら」っていう大学4年の生活を妄想するシーンがホント悲しくて虚しくなる。


予告にもありましたが、杉咲花の「気持ち悪」っていうセリフがなんか自分にも刺さってキツかった。そのくらい主人公に感情移入してしまった
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