常世モコVtuber

ミッドサマー ディレクターズカット版の常世モコVtuberのレビュー・感想・評価

4.5
・初見ではわからなかった部分も多くて言葉にしがたい新体験をしたと感じた本作の、DC版が出る!ということで、映画館で見てきました!

・チケットしんどかった!人気ですね…すごい…

★通常盤との違い
・通常147分→DC版170分
・通常R15→DC版R18

★感想
・二回目の鑑賞の感想としては、太陽が沈まない特殊な環境での刺激的な体験、主人公と一緒にするものだと強く感じた

・1回目よりも予習が効いていた+追加シーンによって、登場人物の関係性などをちゃんと理解できたことから、主人公にちゃんと感情移入できた

・主人公ダニーとその彼氏クリスチャンの口論シーンが増えている
→クリスチャンがダニーをうっとうしがっていることがよくわかった。で、ダニーが気の毒に思えて感情移入できた
→家族をあんな形で亡くしたら、そりゃあ心も不安定になると思うし、そういう時仮にも恋人ならもう少し寄り添ってよと思ってしまったが、まぁクリスチャンの気持ち(曖昧な関係から来るどうしたらいいのかわからない感じ)もわからなくはない

・私はラストの解釈がかわったことで、まさに監督がさまざまなインタビューで言っているようなカタルシスをラストでしっかりと感じ、忘れられない作品になったと思います…

・ダメージ引きずりまくっているのですが、本当にこの作品はすごい
・ちょっと怖かったけど、個人的には初回ではわからなかったところも理解できたので、二回目挑戦してよかったです!

※以降ネタバレあり※

★通常との違い ※クリスチャンの人類学研究に関する部分のサブプロットであるということらしいが…私が気づけたところを順番に紹介するので、間違ってたら教えてください…

①車内のシーンがながい(ナチスやルーン文字の話がでる)→昔ナチスがルーン文字を使ってたとか。ルーン文字がこの物語で大切であるとわかる。加えて、このメンバーの関係性がわかる

②コニーの死因が分かる(夜の儀式が一つ追加されている、ここ結構怖かった)

③ダニーとクリスチャンの口論のシーンが増えた
→これによって、クリスチャンの身勝手さが目立ち、ダニーがかわいそうに思えてしまった(今回のクリスチャン、ジョシュとマークが消えてから村の人と話す時だけ主張強くて、なにこれ?と思った)

④パーティでのシーン(スウェーデン行きをサプライズにしたかったというところ?)

⑤モザイクなし…まるみえ…

・私がわかったのはこのくらいだったんですけど、他にもあったらぜひ教えてほしいです!!

★気になったこと
*ペレ何考えてんの?
・ペレの「6月にはスウェーデン女も孕ませろ的なセリフがかなりぞっとした
・ペレってダニーを連れて行く気はなかったのかな?

*様々な伏線
・この作品に伏線がたくさん含まれていることも知っていたので、その部分も楽しめた。もう冒頭の壁画から目が離せないって…(もはや隠れミッキー的なたのしみ
・ダニーのベッドの上の絵がくま
・去年の女王はどこ?

*ラストの解釈
・もともと、どう感じたらいいかわかんなかった
・今回はダニーの救いだと思えた
・ダンスシーンで飲むお茶について、「防衛する心を解いて心を開くのよ」という話が出てくる
→まさにこれがダニーに必要だったこと。本当は頼りたいのに、頼りきれない彼氏との関係性より、ホルが村の人々が与えてくれた共感と共鳴の方が彼女にとって大切になっていく
→これによってラストの解釈がかわった

・パンフレットも良いので観賞後にすぐ購入。パンフレットにはとても親切な解説が載っていた。いやあダメージがすげぇ。

(YouTubeでも考察語ってます!)
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