ミドミドキ

街の灯のミドミドキのレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
5.0
この映画を見るまではサイレント映画は俳優が台詞を言わないし、字だけのシーンが途中に入ってくるはで今の映画に比べたら芸術的なだけであって面白いものではないんだろうと勝手に自分で決めつけていました。しかし、チャップリンの街の灯を見てからはその考え方がいかに馬鹿だったことかを思い知らされました。むしろ、最近のアカデミー賞をとる映画よりも格段に面白かったです。

浮浪者であるチャーリーが目の見えない少女に恋しなんとか力になろうとする話と自殺しようとした金持ちな男を助ける話が主な内容です。この映画のラストがサイレント映画でしかできない演出をするのでそのシーンが見た人によって様々で一番考えさせられる場面です。