にひみ

ミッチェル家とマシンの反乱のにひみのレビュー・感想・評価

3.6
アニメーションの雰囲気はとても好きだった。型にハマらない、自由すぎる作風は観ているだけで元気が出る。
特別褒める点は雰囲気だけで、他の部分には色々と問題を感じる。

まず、ストーリーについてだが至って普通。50文字ほどで説明ができそうなストーリーを映画として成り立たせるべく、尺稼ぎだったり、結末までの寄り道をしているシーンが多く見受けられた。

本作をレビューする上で触れざるを得ないギャグ。個人的にはあまりハマらなかった。
声を出して笑うシーンもあったにはあったのだが、全体を通すと冷めた目で見ることが多かったと感じる。

家族のあるある、不器用な父、というのを描きたかったのだと思うが、この父、いくらなんでも不器用すぎる。
度を超えた不器用さであったため、応援することはできず「何してんの...」とドン引きしてしまった。
無論、私は父になったことがないため何とも言えない。
もし父親になったら、本作の父のような男になってしまうかもしれない。
いや、ならない...多分。
にひみ

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