『異食症』ー 摂食障害の一種で、文字通り、異物を飲み込む病である
この作品で、初めて知ったのですが、不安や緊張など精神の不安定が影響していることが、主な原因だとされているそうです
次期CEOの夫と裕福な暮らしを送っている妻ハンター、彼女を取り巻く日常はあまりに無機的、孤独で息苦しいものでした
アイデンティティは失われ、誰からも興味を引かれず、『飲み込む』という衝動を抑えられなくなります
また、彼女の中には、植え付けられていた潜在的な罪悪感があり、ずっと自分を恥じていたのです
異食症という奇行を通して、それらの重圧から、生を解放していきます そこで key place となるのが…
…トイレ
彼女が家の中で唯一、解放される場所
呑み込んだ異物を排泄する場所
…ラストシーンへと繋がっていくのですが、そこで、「なるほど!」と気付かされます
この作品が単なる異食症のホラー風映画ではないことを… Theme はもっと深〜いです