ネコ

Swallow/スワロウのネコのレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.8
見ていてとても心苦しくなるし、辛くなる作品だった。
抑圧された生活の中で唯一の心が解放される瞬間が異物を飲み込む瞬間で、だんだんとエスカレートしていく様が見ていて辛かった。
一種の自傷行為みたいなようにも見えるし、飲み込んだ瞬間の恍惚とした表情もこの心の病の怖さが見えた瞬間だった。
身内からの表面的な優しさに比べて、家政婦の人や、カウンセラーの優しさが唯一の救いのように感じた。
ラスト含めて全然ハッピーエンドではなかったけど、初めてこの病気や自分自身のトラウマに向き合っていく姿はあの豪邸にいた時より力強く感じた。
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