ディズニーが名作アニメーションを実写化したファンタジー。
ロンドンに住むダーリング家の子供たちがピーターに連れられてネバーランドへとやって来る物語です。
序盤の旅立ちまでは割とアニメーションに忠実でしたが、ロストボーイズとタイガーリリーを一緒に登場させてしまう展開が象徴するように、メインキャラの三者にフォーカスし、他のキャラは一応登場させただけになっている気がしました。
大人になることを否定したピーター、大人になってしまったフック、その狭間にいるウェンディのドラマを掘り下げたのは良い着眼点でしたが、その他のキャラ、特にティンカーベルが引き起こしていた物語上の捻りを排除したことで酷く単調な割に贅肉の多いストーリーになっている気がしました。
そして今作がその葛藤に対して示す結末も好きになれなかったです。
