やまじん

滑走路のやまじんのレビュー・感想・評価

滑走路(2020年製作の映画)
3.6
とある中学校で日常を過ごす青年、陽一。ある日いじめられている親友を救ったのだが今度は自分がいじめられるがわになってしまう…
厚生労働省で働く鷹野は不眠に悩まされながらも世話しない日々を送っていた。ある日NPO法人から非正規雇用が原因で自殺してしまったと思われる人たちのリストを受け、厳しい追求を受けることに。そこで、彼は生きていれば自分と同じ年齢のある一人の青年を調査していくのだが…
都市でのどかな夫婦生活を送る主婦のみどり。ある時彼の夫がリストラにあってしまう。時を同じくして彼女の妊娠が発覚するのだが彼女は思い悩み…
この三つの物語が繋がるとき、そこには驚きと感動が待ち受ける‼

いやー、見事にしてやられましたねー。物語自体は3つのオムニバスストーリーががっちゃんこしたような構成になっている。
つまり、基本的には三つの軸がありそれらが次々に入れ替わり話が進んでいく形式となっている‼もちろん、時間軸もばらばらです!

正直最初はどういう話なのか、どこで繋がるのか話全体がよく分からない印象を受けたが、それらが見事に繋がっていく後半からは驚きと感動の連続だった!
そこが繋がるのか、そこが繋がってしまうのか😱と終始感情が揺さぶられていた!

この作品はいろんな社会問題を取り入れていて、(例えばいじめ、労働問題、妊娠、リストラなど)非常に社会に訴えかれるような作品だなと感じた。様々な問題が社会にはあるんだなと改めて認識させられる映画でもあった!
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