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「滑走路」に投稿された感想・評価

えな

えなの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

気になってはいたけどなかなか手を出せなかったものを思い立って観た。

『きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい』
初めてこの短歌を知った時、この歌が希望のようにも、自分にはもうその滑走路に手が届かないような絶望のようにも思えた。
映画も同じように、受け取る側によってどちらとも感じ取れる話だったなぁ 。

綺麗事だけじゃなく、ただ前を向くだけじゃない、ずーっと静かな雰囲気でずーっと暗い
自分があまりにもしんどい時に見るにはしんどすぎるかもしれない。

ただ、悲しいことも多いんだけど、心が優しい人も多くて、誰かが辛いときにかけてあげる言葉は、自分が辛いときにかけて欲しかった言葉なんじゃないかなと思った。

あとは時間の経過と、それぞれのストーリーが交差していく描き方がほんとにうまくて、私は好きでした。

「自死」が物語に出てくる時、その人が本当に死んだ理由って誰にも分からなくて、考えても仕方ないと思ってしまうんだけど、残された人が前に進むためにはいくら勝手だろうと考えなきゃいけないんだなとも思った。
みんな別々の苦悩を抱えてるから、どの人目線の話でも気持ちが分かるというか、誰かが悪というわけではなくて。
いじめを止めなかった後悔もあれば、逆にいじめを止めたのがありがた迷惑だったとか、人間ってほんとにままならないなって。

この映画ってオチがついてるものじゃなくて、所謂こちらに考えさせる系の映画なんだと思うんだけど、 困っている人や苦しんでいる人を助ける側の人がいるとして、じゃあ助けた側の人たちを救ってあげられるのは誰なんだろうなぁっていうことはずっと考えてしまった。

あと、いじめの加害者が必要以上に描かれなくて、成敗されることもなく、ただ話に出てこなくなるのが、「いじめた側はいじめたことを忘れる」ということを表してるようで、逆にリアルだったな。

ここからただのメモ
ゆうとが泣きながらしゅんすけを殴るとことか、
しゅんすけのお母さんが「忘れてって言ってあげられなくてごめんね」って言うとことか、どうしようもなく泣けてしまった

人が自死を選ぶとき、それは絶望だったんだろうか
それとも希望のためだったんだろうか
きっと一生わからないんだろうな
メグ

メグの感想・評価

3.2
浅香航大がずっと苦しい顔してる。それが痛いほど伝わってきて苦しかった。

前半よくわからないし、いじめにも浅香航大の上司にも水川あさみの夫にもイライラしちゃうけど、中盤からハマりました。話が繋がった時は、うわ〜、苦しい。って。

引越しちゃうシーン、めちゃ泣いた。寄川歌太、いいぞ!わたしも誰かに(好きな人、大切な人に)大声で肯定して欲しいな。

水川あさみの夫は、彼なりに妻をとても愛していたんだな、と。わたしはああいう人選ばないだろうけど、愛のある男性だな、愛があるが故の言動なのかな、って思った。人によって愛し方って全然違うんだな。

染谷将太は一瞬しか出てきませんよ

◆追記
ごめんなさい、いま萩原慎一郎さんの生涯を読みました。どんな作品もそうなんだけど、これは本当に、軽い気持ちで評価してはいけないですね。萩原さんの生涯を描いた作品ですね。言葉にできない感情が自分の中でざわざわしてる。言語化できないわたしは馬鹿だ
ゆり

ゆりの感想・評価

3.0
特に最初はこれが誰でどんな関係で…を探りながら見るからわかりにくいというか、感情移入しにくい。ただ一番嫌だったのはいつも選択肢を妻に委ねる旦那。自分の意思はないのかよ。あんなん言われたら人生を共にする意味がない。
ぽてと

ぽてとの感想・評価

3.7
死後出版された萩原慎一郎の短歌集に基づく作品。


こちらもずっと気になっていた作品。

この歌集の歌人さん、知らずでしたが、この作品観た後、歌集も読んでみたいなぁ〜と思いましたね。
きっとぶっ刺さりそう。


凄い真剣に見入っちゃったんだけど、なんて感想を述べればいいのかわからない。
言葉が出てこない。
なんだろうこの気持ち。

なんかこの映画観て前向きにってなるのは無理だったけど、
とりあえず人生色々苦しいこともあるけど、希望ばっかりじゃないけど
これからも生きるか!!
って思うような映画だった。
救われない話。
ずっと重い内容が続くからメンタル弱めの人は気をつけた方がいい。
水川あさみと木下渓が可愛いくて彼女たちの存在だけは元気が出た。
AAAAA

AAAAAの感想・評価

4.0
静かで熱い2時間。
どうしようもない苛立ちが湧き立ったのはとある描写が見事だから。

つい調べたくなる気持ちをグッと堪えたが、正解。
何の情報も持たないことでより一層没入していったように思います。

切ない。
ああ切ない。

引きずってます。
特に学生役の皆さんにやられました。

希望を持てない気持ちと
希望を持ちたい気持ち
希望を持てる気持ち
これらこころの中で相反しながら存在していった。

気になりながらも観てなかった作品だけれど、観てよかった。
らぷ

らぷの感想・評価

3.8
様々な苦悩がありました。
でも生きるしかないんだな。
見ていて辛くなったり、自分だったらと考えたり。

みどりはどうしたい?
このセリフの重み、わかっているのか、夫。


終盤で、うわぁって心が騒ついて
終わりがあまりに綺麗だから余計辛くなった。

突然で繊細で切なくて辛かった

鷹野の白状も地震も
はてなだった。
ただ青春の甘酸っぱさだけが残った
m

mの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ジャニーズの子?と思うくらい綺麗で、演技も上手くて見惚れてしまった。
字幕ありで見たので、人物名も時系列も分かりやすかった。

ラスト、死が決まっているのを忘れるくらい美しくて好き。横道世之介のよう。
マトリ

マトリの感想・評価

4.0
かなりキツくてメンタル崩壊しました
イジメがトラウマになっている人は覚悟して観た方がいいです
軽く死にたくなりました😇w

中学の同級生3人の中学時代、現在、未来
時間軸がバラバラで少し混乱
水川あさみが演じる翠が存在する世界はまだ先の未来
それぞれ闇が深いです

ラストの天野と委員長のシーン
とても美しくて涙が出ましたが委員長の未来がわかっているだけに虚しさでやりきれない気分でした

被害者はいつまでも傷が癒えないのに加害者はのうのうと生きていて自分が何をしたか記憶にも無いのだろう
大人になった加害者の描写が全く無いのがその事実を表していると思います

水川あさみの演技が素晴らしかったです
表情の演技がとても上手い
坂井真紀のセリフにも涙が止まりませんでした

二度と観ないと思いますが心にズシッとくる作品でした
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