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四十二番街のKのレビュー・感想・評価

四十二番街(1933年製作の映画)
4.0
1933年作品。
『舞台裏(バックステージ)もの』というミュージカル映画の典型的なプロットを擁する作品だが、やはり素晴らしいのはバスビー・バークレーによってもたらされた鮮烈なショットの数々だろう。軽快なスウィングと共に繰り広げられるタップダンス、バークレーお得意の幾何学的な万華鏡ショット。とにかくリズムとビジュアルが同調しているショットの連続で、とにかく視覚のごちそうである。ミュージカル映画に留まらず、同時期のカートゥーンでも本作のパロディ的演出が用いられた。1930年代前半のミュージカル映画を代表する傑作。
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