静かなレジスタンスのみちゃまるのネタバレレビュー・内容・結末

ナチス占領下のパリ。小さなレストランを営む70歳のルイーズは、ある日怪我をしたイギリス兵を見つける。敵軍を匿っているのがドイツ兵に見つかればただ事ではすまされない。しかしルイーズはレジスタンスに協力を仰ぎ、イギリス兵を自身の店に匿うことにする。

ルイーズとエミールの関係が素敵。誰もが大切な人を守りたいと思うのは当然のこと。ルイーズの友人、エミールが終盤で取った行動も彼女を思ってのことだろうし、仕方なかったんだろう…。ルイーズのことを大切に思っていたのは本心だと思うし、決して裏切るという気持ちはなかったと思う。ルイーズの心境を考えると何とも言えないけど…。そしてルイーズは何も悪くないのに…あのラスト。
生きるか死ぬか、信じるか裏切られるか。戦争というものは人間らしい感情さえも破壊していくんだな。
静かだけど、感情を揺さぶられる。