かわうそ

護られなかった者たちへのかわうそのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.3
試写会にて。

「誰を恨めばいいかわからない」
それは様々起こる自然災害にも言えることだし、コロナ禍の今も言えること。
震災から10年経ち、いわゆるエンタメである映画のテーマにもされるくらいになった。この映画はエンタメ映画ではないけれど、この映画をきっかけにまた当時の震災のことを思い出す機会になると思う。そういう意味では震災がテーマの映画も作られるべきである。

護られなくていい人なんていない。命は皆平等だ。わかっているはずなのに、全員は救えない。
だからこそ、自分から声を出すことが大事なんだ。救いの手を差し伸べてくれる人は、絶対にいる。

21.280 新作59
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