わんわん

護られなかった者たちへのわんわんのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.0
非常に様々なテーマ(問題)を含み、提示されている作品ではあるが鑑賞後にどんよりと重苦しい気持ちになる…わけではない(個人の差はあると思うが)。

登場人物それぞれが自分自身の事情、立場、思いの束を抱えていて、出会った時にそれが上手くひとつの大きな束になるか?束ねようとしてバラバラに崩れるか?そもそも触れてはならないモノかもしれない。

書いていくとキリがないのと、気持ちを補ってよ!となると上映時間は何分になるんだ?問題(苦笑)

東日本大震災、被災
社会福祉、生活保護、不正受給
身寄りのない老人、子供、弱きもの
孤独死(餓死…はショッキング)

のほほんと生きている自分を律したくなる(しないと)と反省。

予告編や宣伝番組で使用されていたシーンが想像と異なる場面でありいい意味で裏切られた!
(はいはい、ここでこれねー がない)

過去と現在の入れ替わりがやや分かりにくいが(特に阿部寛・見た目ほぼ変わらない)ストーリーの進行は分かりやすい。

佐藤健さんのギラギラした眼差しと温かな瞳の切り替わりと醸し出す空気感が画面から伝わり改めて素晴らしい俳優さんだなと思い知らされた。

あー、書ききれない。

007と公開日が被ってしまったけれども善戦しているのだろうか。
多くの方に見て欲しい!
わんわん

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