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護られなかった者たちへのtkrのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.7
震災を発端に変わってしまった生活、社会とそれを通して浮き彫りとなった日本の貧困問題を取り上げた作品。

深い悲しみの中で芽生えた絆は、何よりも強いのだと思う。それが間違った方向に進んでしまったのは、やはりこの国がはらむ問題が大きな要因なのでしょうか。
そして、助けられなくても、「守ろうとしたこと」にありがとうと言うラストシーンに感動した。

無口でどうしようもなく見えるけれど、実は人一倍優しい心を持ち合わせ人のために行動できる、そんな役柄を演じるのが佐藤健はとても上手いと思った。
永山瑛太のキャパオーバーして狂ってしまった、ような演技も凄かった。
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