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護られなかった者たちへの86のレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.6
社会問題や震災がテーマの
重めの話と思って見に行ったら
かな〜り良質なサスペンス映画だった。

登場人物の過去と、
犯人は誰だ!?の現在が
テンポよく交差して
物語が進んで行くから
とにかく序盤から中盤がおもしろい。

肝心の犯人に関しては、
多分ミステリー、サスペンスものが
好きな人は少なくとも中盤くらいまでには
わかっちゃうと思うけど
この映画はそもそもの主軸が
そこじゃないからがっかりもしない。
ああ、やっぱりそうなんだね…
と胸が締め付けられるような思いになる。

血じゃなく絆で繋がった
家族ものにとことん弱いので
ラスト付近、遺書のシーンなんか
泣きそうになっちゃった。

ただ、ラストの海のシーンは…
うーん…個人的には蛇足にみえてしまった…
他の人の意見を聞いたら考えが変わるかもだけど、私はあまり深読みできないせいか
え…その設定いる?間も長いし….
とかなり退屈なラストだった。

終わりよければ全てよし、の反対で、
あのラストさえなけへば星4でした。
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