社会問題や震災がテーマの
重めの話と思って見に行ったら
かな〜り良質なサスペンス映画だった。
登場人物の過去と、
犯人は誰だ!?の現在が
テンポよく交差して
物語が進んで行くから
とにかく序盤から中盤がおもしろい。
肝心の犯人に関しては、
多分ミステリー、サスペンスものが
好きな人は少なくとも中盤くらいまでには
わかっちゃうと思うけど
この映画はそもそもの主軸が
そこじゃないからがっかりもしない。
ああ、やっぱりそうなんだね…
と胸が締め付けられるような思いになる。
血じゃなく絆で繋がった
家族ものにとことん弱いので
ラスト付近、遺書のシーンなんか
泣きそうになっちゃった。
ただ、ラストの海のシーンは…
うーん…個人的には蛇足にみえてしまった…
他の人の意見を聞いたら考えが変わるかもだけど、私はあまり深読みできないせいか
え…その設定いる?間も長いし….
とかなり退屈なラストだった。
終わりよければ全てよし、の反対で、
あのラストさえなけへば星4でした。