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護られなかった者たちへの水のレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.6
3年前から推しの清原果耶ちゃんが日本アカデミー賞助演女優賞🎉🍾🎉
おめでとおぉぉおおお‼️‼️
ということで、早速❣️

東日本大震災から9年、宮城県で社会的に善人と言われている人が連続で殺される殺人事件が起きる。刑事の笘篠は、容疑者として、出所したばかりの9年前の放火事件の犯人・利根を疑い捜査を始める―。

日本の貧困を扱ったかなり重いテーマだが、隙のない俳優陣でさらに重いメッセージをどストレートにつく作品だった😱💦

佐藤健は、緋村剣心のコスプレしてるより、こういう人間臭い役が圧倒的に良い✨✨

阿部寛は、最近阿部寛な作品しか観てなかったけど、今作はちゃんと俳優してた✨こういう深みのある役もっとやってほしい〜

そして注目すべきは我らが清原果耶ちゃんと永山瑛太👏👏👏
清原果耶ちゃん、20歳に見えない笑。目に宿る癒えない傷をうまく演じておりました😭✨
瑛太、こんなすぐ死ぬちょい役かよ‼️って思ったけど、ちゃんと回送シーンで存在感魅せてきて、さすがすぎた👍


9年前、震災直後の避難所で出会った、遠山けいさんとカンちゃんと泰久兄ちゃん。そこで起きた今も癒えない過去の話と、9年後の現代の話。

人物描写が丁寧すぎて入り込める反面、連続殺人事件の真犯人になんの意外性も無かったのが残念だけど、

日本の貧困問題について考えるきっかけになる作品でした🍀

↓ちょっとネタバレ?





9年前、命を失った、家族を失った、職を失った、そんな人たちが大勢いた宮城県では、生活保護者が後をたたなかったんだろう。

それによって疲弊しながらも、生活保護を望む多くの人を救おうと原理原則を大事にして最善を尽くした役所側。

それでも護られなかった者たちを偲び、役所を恨む市民側。

それぞれがそれぞれの立場で全うした結末が切ない🥲悪い人に見えても、違う立場で見るといい人に見える。まとめてその人自身で、誰しも救い救われる関係になってるんだなぁとしみじみ。

不正受給問題含めて制度の抜本的見直しが無いとどうにもならない問題かもしれないけど、周りで生活保護を必要とする人がいたら、それ以外でも社会問題に苦しんでる人がいたら、声をあげる手助けをできるくらいの人になりたいと思う。

"おかえりなさい"
"死んでいい人なんていないんだ"
響きました😭


ただ、ちょっと真犯人には無理があると思うのよ。。。
気絶した男を移動させて椅子に縛り付けるなんて、一般女性ができるわけない〰️吉田沙保里くらいの体格じゃないと無理そう💦

あと、おかえりなさいのシーンはもっと魅せれたのではと思う😇

いろいろ惜しかった…
水