強奪されたトリュフ狩りのブタを取り戻しに街に降りる孤独な老人の話。
冒頭、唐突な展開もあって一抹の不安を覚えたがそれ以降なかなか良い展開を見せてくれる良作でした。
ニコラス・ケイジ
本作において憂いを帯びた眼力は健在だった。近年、と言うかもう長い事"B級映画"ばかりの出演で精彩を欠いたイメージが強いが、本作での彼の演技は高い評価を受けるのではと思う。
若きトリュフバイヤーのアミールの繊細な心の動きも良かった。
主人公の心に寄り添う音楽の使い方が絶妙で良かったな。"歌"が心に染みる。
それにしても、この内容でありながら、主人公が最初から最後までこんなにも"薄汚い"作品も稀だなw