田舎の閉塞感。
ショッピングモール。
もやもやとフラストレーションが無駄に溜まる年頃。
純粋さと、情熱と。
きらきら青春映画ではない登場人物たち。
あの頃の不安定だった感情がないまぜにされた映画でした。
一人で観に行って良かったよ。
私は、わーわー煩くて悪ぶっているようにしか見えない琴子が嫌いだ。
えんちゃんの賢さと控えめさは大好き。
業平くんの抱える闇もそれに絶望していないところも、岡田くんの正しい真っ直ぐさも好き。
不真面目そうに見せていて、きちんと子供たちのこと見えている楓ママがとっても素敵。
ブルーハーツはいまの子達も響くのね。
素晴らしいことだ。
田舎、狭い世界、外を知っている子、思春期後半の鬱屈、友情、素直になれない恋と憧れ、恋とは呼べない関係、ブルーハーツ。
これだけで正解を出せた映画になったはずなのに。
ラストのブルーハーツのところ。
うーわーーーー、それやっちゃ駄目じゃん。と大人になってしまった私は受け入れられなくて残念。
でもそれ以外は良かった。