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「君が世界のはじまり」に投稿された感想・評価

ずっと泣きそうだった。わたしもたくさん求めてしまう。それしか延命の方法がわからない。わからないけど死にたくない。
あと、クソ教育者。お前がいるからこの町がもっと狭くなる。
監督で映画を観る。
今回はふくだももこ監督③。

ふくだももこ監督自ら執筆された短編小説のうち2篇を1本の映画として描いた本作。
主演は同監督作『おいしい家族』に引き続き松本穂香さん。

んー、元々別々に作られていたという短編2篇を1つの映画にまとめなくても良かったのかな…。

主人公・縁の親友であり学校内で異彩を放つ琴子がせっかく映画冒頭から魅力を炸裂していたのに、物語後半そのカリスマ的存在の特別感が一気に薄まる。
しかしショッピングモールのクダリ自体が悪かった訳でもない。
となると、元の短編を読んでいないのでわからないけど、たぶん1つの映画に混ぜた結果、そこがうまく成立しなくなっちゃったのかなと推察。
(間違ってたらすません、、)


もうじき閉店となることが告げられている地方の巨大ショッピングモールを舞台に描かれる後半、琴子は登場せず、彼女を除くこの映画の主要人物それぞれが、この深夜のショッピングモールでの出来事を通して精神的に少し大人へと成長する。

琴子という存在が、この深夜のショッピングモールで一夜を過ごした他のみんなにとって特別な存在、先行く存在であれば琴子がここにいなくても良しとされるかもしれない。
ただ、短編小説における縁、琴子サイドとは別のもう1篇の主人公である伊尾サイドのクダリは少なくともそういう立ち位置でもない。というか、伊尾と琴子はほとんど面識がない。

そのため、ラスト縁と琴子がすごく良い雰囲気ありげで、何かしらのメッセージを感じるけど、他の主要人物たちが少し大人へと成長している分、冒頭あれだけカリスマ感のあった琴子だけが(破天荒なキャラにちゃんと説得力を持たせて見事演じられている分)出遅れてる感があって残念だった。
たぶん、それがこの映画タイトルに繋がる、ということなのだろうけれども、肝心のラストがちょっとスッキリしなかった。

と、ここまで琴子に肩入れしてコメントしてしまうのは、おそらく今泉力哉監督作『街の上で』ではイハ役を演じた中田青渚さんにすっかりドハマりしたからなのかな笑


この、2つの短編を1本の映画にするうえでうまくいっていない部分が個人的には気になった箇所で、冒頭で描かれる殺傷事件に示唆される犯人の衝動的な行動と、主人公ら高校生たちのどこか空虚でここではないどこかを羨望する淡さと、もうじきなくなるショッピングモールの哀愁など、青春映画としては良かったんじゃないかなぁ。

高校生役を演じたそれぞれ良かったっすね。
中田青渚さんはいうまでもなく最高of最高だったし、伊尾役の金子大也さんは『サマーフィルムにのって』で演じていた役も彷彿とさせるような、周りに対して冷めた目線とそれゆえ少し孤独な役どころで良かったし、純役の片山友希さんもいなくなってしまった母への寂しさと母親代わりになろうとする父への苛立ちを目線ひとつで演じられてて良かった!

あとフード描写!
たこ焼き、お好み焼きなどの関西定番フードが度々出てくるけれど、それぞれが繋ぎ止める人間関係、良かったっすね。


ということで、『父の結婚』『おいしい家族』『ずっと独身でいるつもり?』と、こういう愛の形、家族の形も良いでしょ、という作品メッセージがやや押し付け感のあったふくだももこ監督作のフィルモグラフィからすると本作は高校生の群像劇である分、その印象が薄れているので、同監督作のなかでは一番好きな作品かなぁ。
ただ、繰り返しになるけど2つの短編を1本の映画にした分、話としては散漫になってしまった感は否めない!
なんで食事がおかずが、お好み焼きばっかりやねん。ナメてんのか、おかしいやろが。おおさかをバカにすんな、気分悪いわ。途中で見るのやめたわ。
もち

もちの感想・評価

4.4
なんの予備知識もなく観に行ったのですが、本当によかった。むしろ、何も考えず観に行って良かったです。

今帰ってきて、自分の感じたことも考えながら、いろんなインタビューとか記事を読んでたんですけど、そういうの読まずに行ってよかったかも。先入観なく響きました。

映画の中では、いろんな世界線が決して無理矢理に交わることなく何本も進んでいて、それは目に見えるものでもあり見えないところでもあり、最後まで交わらない部分もあり、でもそこに何かを感じる瞬間もあり。きっと自分の生きている世界のすぐ隣にも、見えていない世界は当たり前のようにあって。冒頭のあの映像を自らの頭の中で重ね合わせることで 、それがいつでも自分のことになり得る不安。
でもそれは強さと表裏一体で、あの歌の力強さに繋がる。それが希望なんだな、と思える青春だった。

どの役者さんもすごく良かったんですが、気になったのは小室ペイさん。役者初挑戦のミュージシャンの方だったとは。やっぱり音楽を作る人って、お芝居に独特のピュアさと深さがありますよね。なんというか、すごく弱い部分の繊細さが絶妙で、めちゃめちゃ守りたかった。笑

片山友希さん、松本穂香さん、平成物語もまた観たくなっちゃったなぁ。金子大地くんも、すべての作品を観てきた訳ではないけれど、また、ドラマなどとは少し違う面が観れたような気もする。なんというか、ただ役に閉じ込めた膜というだけではないような表現力の幅、みたいな。

皆さん良かったので全部にはなってしまうんですけど、中田青渚さん(中学聖日記にも出てたんですね)琴子という一番インパクトの強い役だったけど、それが全然わざとらしくなくて、むしろすごく好きになれました。えんの気持ち、なんかわかるなぁ。

そして6人の中では「THE 普通」 な岡田を演じた甲斐翔真くんも、あの中では一番、登場してから最後までのイメージというか感じ方が変化したかも。それくらい、心の動きの表現が繊細で惹かれました。お父さん、お母さんなど、言ってみれば全然線では繋がらない登場人物が、観ている私の中で、全部が全部のきっかけとなり繋がっていくのが心地よかったです。

観終えてすごく、たくさん感じることもあったけど、めちゃめちゃ希望が見えました。今、この時に観ることができて良かったし、もっとたくさんの人に見てほしいし、今日の夕飯はお好み食べたい。笑
おたき

おたきの感想・評価

4.0
ことこかわいい
えんかわいい
なりひらくんかわいい
岡田もなんかかわいい

みんなええ目しとんな〜👁

きがくるいそう!
ま

まの感想・評価

3.8
中田青渚と小室ぺいが圧倒的でした。
何だろう、全体としては映画的なたどたどしさや荒さは感じるのだけど、でも良かった。
はぁ〜、、観て良かった。ファーストカットからこれは好きだ、と確信してラストカットまで掴まれた。ポカリのCMのようないかにもエモそうなポスターに気遅れして公開当時はスルーしてたけど向井康介脚本だしと今になって観たけど、とんでもない。素晴らしかった。ふくだ監督の前作が合わなかっただけに驚いた。思春期の残酷なまでに揺れる機微を、青春の光と影そのもののように照らし隠すライティングと撮影に惚れ惚れ。俳優陣皆良すぎる。たこ焼きむさぼってブン投げる琴子最高やし、令和版「台風クラブ」のような爆発シーンに心がたぎったし、ラストシーンの剥き出しで泣く琴子に思わず笑うし、その後の表情にやられた。ある場面の松本穂香さんの瞳の吸引力にギョッとした。普段なら好みでないような演出すら愛しく思えて乗っかれた。奇しくも佐々木史朗さん最後のプロデュース作品だったということで、独創的な数々の日本映画を届けて下さりありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
閉鎖的な田舎で悩みを抱える若者達の群像劇。前半にある少女漫画のような明るい恋愛シーンも交えながら、普通の高校生と見られているが、「気が狂いそう」な世界で生きる現状と事件を起こしてしまう人の内面を思い描きながら葛藤する姿を、美しい光包み包み込むような映画でした。

ラストシーンの美しさと"my name is yours"の意味もすごいよかったなぁ
pei364

pei364の感想・評価

4.0
やっぱり中田青渚最強。ストーリーも良かった。何も解決してないけど解決したようなラストシーンが印象的。
POP

POPの感想・評価

5.0
松本穂香が一体どっちのこと好きなの?という謎に対する答えとラストシーンに意外性はなかった

だけどこの監督は才能があるんじゃないかと思った。相米慎二みたい!台詞なんか意味が通じる程度でいいから生命力のある芝居を撮るという強靭な意志を感じた。
向井康介さんとのコンビでもっと作品が観たいと思った。
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