このレビューはネタバレを含みます
私も将来孤独な老人になりそうなので、前半のおばあちゃんの孤独が身につまされる。孤独な故にとる行動が周囲に疎まれ更に孤独になって、そんな中で気さくに話しかけてきた青年に気を許してしまうのもわかる。(だから、年取って近寄ってくる人間には本当に気をつけようと思った)
鍵を捨てられようが反抗されようが殺さなかったのに、自分の未来が見えた瞬間あっさり一線を超えて殺したってところにこの男のクズさを感じる。愚かで浅はかな男にはこういうラストがお似合いだし、運良く出られたとしてもすぐに手詰まりになるんだろな。
あと、あんな関わり方でも自分と一緒にいてくれる若者を返したくなったのかな。だから、鍵を捨てたのかな。