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ビックフォード公園で会いましょうのQUOのレビュー・感想・評価

3.4
結果として、全キャラクターが寛大そうに見えた部分が多かったが、裏腹に思っていることを言わなかったり、要らぬ虚勢を張ったりと、不器用な面々が妙にリアルでいて関係の窮屈さが伺えるとともに、捉え所のないむず痒さを覚えた。スケボーを鎹にマンネリから脱出を試みる言葉足らずな女性は、案外きっかけは選ばすとも、ある日譚として距離を縮めていければ、もう少し色がついていたのかもしれない。少年や旦那目線でも同様で、主人公目線としてや第三者目線として出演を入れ替えたサイドストーリーとしての拡がりは大いにスケールしそうだった。
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