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サーカス・オブ・ブックスのEのレビュー・感想・評価

サーカス・オブ・ブックス(2019年製作の映画)
4.0
ゲイ・ポルノ専門店を営む老夫婦のドキュメンタリー。基本は生活の為、特にこの夫婦がゲイ・ポルノに興味がなく始めたってのがまず面白い。時にはポルノ映画の配給までやっちゃったり、気づいたらゲイ・ポルノの老舗店に成り上がっているのだから、、、人生ってやつは。

このドキュメンタリーのもう一つの軸として面白いのが、彼らの家族の話。このような仕事をしているが、奥さんの方は宗教信者である。仕事として割り切っているが、身内となれば話は別、まさか自分の息子がゲイだったとは、、、。こんなことあるんだなーと。人の人生を面白いと言っては失礼だけど、この家族、ドキュメンタリー映えしまくっている。

このご時世もあり、結局は閉店せざるを得なかったのだが、カルチャー現場の喪失という点では、最近観たOTHER MUSICのドキュメンタリーの事を思い出したり。

あと「いつも笑顔なハゲのおじさん by息子」こと旦那さんの底抜けに陽なキャラがめちゃ愛すべき!です。
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