ジオラマボーイ・パノラマガールのhqのレビュー・感想・評価

自分が思っている程誰かの記憶には色濃く残れなくて、誰かが感じた以上に自分の意義は大きくて。
望んでいることの途中に障害が入っても、未完成の秘密基地の様な未開拓だからこそ、
あの頃見ていた景色はとても小さくて、立ち並ぶビル群の中のちっぽけな米粒みたいな存在で、
だからこそ描く景色は広くて遠くてキラキラ眩しい。
色も形も決まっていない、それはモノクロでも無く可視化も不可能。
そんな柔軟で可能性と理想に満ち溢れた少年少女の無限大な引き出しを大切にしたい。