2023-205
ウィンストンに撃たれた後キングに助けられたジョン・ウィック。さらなる生きる道を探して戦うことにするが、そこには“報い”が待ち受けているのだった。
去年に公開日の情報を入手して以来長らく待っていた作品。混雑が大嫌いな私は公開後さらに2週間待ち、やっと観れた！
初めてアクション映画を映画館で観たけど、これは絶対映画館で観たほうがいいね。ドンッ！ドンッ！って銃声がいい音だし、迫力もある。目も耳も幸せでたまらん。
ネタバレ↓
戦いを終わらせる道を探すジョンは、主席連合から自由になるためにさらなる激しい戦いに身を投じることになる。賞金首として世界中の殺し屋から狙われる彼は、大阪コンチネンタルのシマヅを訪ね協力を仰ぐ。度重なる戦いの末、ウィンストンからの助言によりグラモン侯爵に決闘を申し込み勝つことで自由になろうとするが、侯爵はジョンの旧友である盲人ケインを代理に立てる。決闘で致命傷を受けたジョンは倒れ、生き残ったケインには父を殺されたアキラの恨みが忍び寄る。
169分と結構長いけど、そんなに長く感じなかった。ずっとアクションシーンに興奮してて退屈しなかった(笑)
アクションが格段にレベルアップしている！賞金首なのでどこに行っても敵に狙われ、ずっと戦っていた。何度も殴られ、何度も高所から落ち、なんで生きていられるのか不思議なくらい。道のド真ん中や噴水の上、馬やバイクや車に乗りながらのアクションなどバリエーション豊富。広いフロアを上から映してのアクションシーンが斬新で良かった。火が出る銃が超強い(笑)注目のヌンチャクアクションも観られた。今回のキルカウントもすごい数になってそう。
アクションあるあるのカメラをやたらと揺らす撮り方をしないので見やすい。
相変わらずアクションシーンのときの赤と青を多く使った背景が美しいし、光と影の使い方も綺麗で芸術的。
これまでは痛々しい姿になりながら必死に戦うスタイルだったのになんで今回は流血ナシで無双気味なんだろう？と思ってたけど、ラストのためだったのかもね。決闘の前から著しく不利だったら結末に影響するから、今回は落下とか階段落ちに留めて流血を避けてラストに繋げたかったのかな。普通の人は高所からの転落や階段落ちの時点で死んでますがね(笑)
意表を突く結末だった。ジョンなら絶対勝てただろうにわざと負けたのは、ケインには守るべき家族がいるけど自分にはもう失うものはないから、そして長期に渡る戦いに疲弊していたからだろうか。
でも、エンドロール後のラストシーンまで忘れてたけどシマヅの娘アキラが「あなたが殺さないなら私が殺す」ってジョンに言ってたのにケインを殺さなかったのは、友情を優先したってことだろうか。
死んでほしくなかった〜……悲しいエンド。本当に死んだということならば、やることは全てやってジョンのすべきことも全て片付けての死。これまで色んな人を巻き込んできたこと、やってきた事に対する“報い”。行き着く場所へ行き着き、愛する妻のもとへ帰る……。ジョンらしい終着点である。でももしかしたら助かってるかも……なんて期待を抱いてしまう。でも、これまでゼロ距離で撃たれても生きてたのに、銃弾3発でそんな簡単に散ってしまうのか……？
5作目製作の話もあるようなので、もしかしたら続編があるかもしれない。そうなればジョンの生死はどう説明するのか、キアヌは続投するのかなど色々気になるところ。私はキアヌが主演を続ける限りは何作続いても観ると思う笑笑
にしてもキアヌ・リーヴスがカッコよすぎる。やっぱ黒スーツが似合いすぎてる！｢迷惑かけてすまない｣って日本語聞けて嬉しい(笑)あんなにカッコいい「Yeah......」は他にない(笑)
ビル・スカルスガルドはめっちゃ普通の悪役で特に魅力的なキャラでもないのが少し残念だった。少しハスキーな声が兄のアレクサンダー・スカルスガルドに似てて良い声だね〜。
ケインは盲人なのに強すぎでは？(笑)見えてないわけない。
真田広之もすぐに死んだので意外だった。もっと出てくるのかと思ってた。
大阪コンチネンタルでの戦闘シーンは、日本人が刀やら弓(手裏剣もあった)で応戦しててちょっと要領悪くない？ってずっと思ってた(笑)絶対銃の方がいいじゃん。ダースベイダーみたいな重装備の敵たち、また同じ人が何回も死んでるんだろうな。
梅田駅はネオンが光る美しい駅になってて、電車内の椅子は外国風だった。
アキラは撃たれた時にそのまま死なせておけばケインに恨みを募らせることもなく丸く収まったのではないか、と思えてしまう。生かしてエンドロール後のワンシーンに繋げた意味はなんだろう。続編への足掛？
カッコいいキアヌとたっぷりのアクションシーンを観られたので長いこと待った甲斐あった。大満足！
