イチロー51

ジョン・ウィック:コンセクエンスのイチロー51のレビュー・感想・評価

3.5
キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋に扮し、独自の世界観で大ヒットしたアクション映画「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。

主演にキアヌ・リーヴス
共演に真田広之、ドニー・イェン、リナ・サワヤマ、ローレンス・フィッシュバーン、ビル・スカルスガルド、ランス・レディック、スコット・アドキンスほか。

ニューヨーク、大阪、ベルリン、そしてパリへ

4作の中で1番ストリー性が無く、内容が浅かった。でもそこはどうでも良い。なんせ「ジョン・ウィック」ですから!

しかし、本作も迫力満点の「ガンフー」が炸裂する荒唐無稽な「ジョン・ウィック」の世界観。
なんせパリの街中で銃撃戦が勃発しても警察は来ません。
そして、ジョンに弾は当たりません。
お約束のお祭り騒ぎ!これが「ジョン・ウィック」です!

またしてもハリウッドの日本描写には笑える。刀、手裏剣、兜、相撲レスラー、ラーメン、浮世絵etc.....いつまでもそのイメージは止めてくれと言いたくなる。

大体、日本でのシーンはまるまるカットしても成り立つ物語だと思われる。

4作目となると、少しづつ劣化していくのは仕方ない。
キアヌ・リーブスのアクションが1番の劣化かも知れない。

ジョン・ウィックのファンですが、今回は「過ぎたるは及ばざるが如し」だったと思います。
それと、同じようなシーンが有り、無駄に長くて、169分は流石に飽きてくる。

本作のクライマックスの期待感は強かっただけに、いろいろと残念な結末となりました。

また、「ジョン・ウィック」のような作品が出てくることを切に願う次第です!

〜余談〜
ランス・レディック氏(享年60歳)が、本作公開1週間前に急死している。
死去前日には、リビングルームのソファに座って愛犬に囲まれて微笑む写真をインスタグラムに投稿していた。

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