ロイ

ザ・ファイブ・ブラッズのロイのレビュー・感想・評価

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)
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戦争がすべての原因とは言えなくて、そもそも各々が持っている教養、富などといったパーソナリティが原因で起こる二次争い的なものも沢山あるんだなぁと。

ただ戦争がその引き金になっていることが多くあるのは間違いない。

死んだノーマンは今回の時事ネタで言うならジョージフロイドの弟的な意見の持ち主で、黒人自由化のための武力行使、破壊的行為はダメだという姿勢。

このような姿勢が増えることがきっと解決への第一歩な気がするが、その姿勢を貫く間も仲間が殺され殴られ続ける環境に耐え抜く強靭な覚悟が必要だと思う。
あとそのように考えには精神的余裕や教養がないとなかなか辿り着けないと思う。そういう意味で貧困層が多い黒人は不利な環境だなぁっと。

そしてつくづく日本に日本人として生まれた事に安心する。アメリカに生まれていたら被差別対象であったことは間違いない。

お花畑的な考えかもしれないが、人種というカテゴライズに捉われず、みんなが輪になって歌える日を僕は楽しみにしている。
そのために何かの運動に参加することはないが、まずは身の回りの人への気配りから心がけたい。

結局世界は小さな集合体の集まりであるので、個人レベルの小さな規模から差別をなくしていく必要がある。
しかし時勢とテクノロジーの進化がそれを許してくれない感は否めない。
ロイ

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