SIPHON

哀愁しんでれらのSIPHONのレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.0
冒頭の台詞の「幸せになれるのだろうかという不安」は何処から生まれるのかというと、きっとお母さんが幸せに見えないから。

「親になればわかる」というより「親にならないと分からないこともある」のでしょう。良い親、良い子の理想を求め過ぎて、追い詰められ壊れてゆく。小春のお父さんみたいに言えれば良いのに。
妹の受験関連でもサイコパス調を発揮したせいか、焦点が少々ボンヤリしてしまった感があり残念。自分基準に満たない周囲の人間をバカクズ呼ばわりするのは毒になってしまう親のあるあるなのでしょうね。
SIPHON

SIPHON