Ryan

アオラレのRyanのレビュー・感想・評価

アオラレ(2020年製作の映画)
3.1
神々の戦い


ストーリー
寝坊した女性が、慌ただしく車で息子を学校に送り、職場に向かう。やがて交差点に差し掛かった彼女は、青信号になっても発進しない車に悪態をつき追い越す。しかし、それが悲劇の始まりだった…。


主演 ラッセル・クロウ


マジでラッセルクロウが怖い。
こんな映画にオスカー俳優が出てはいけないよ。
おかげで最恐を見れた。

近年問題となっている"煽り運転"を描きつつ、日常にある些細なトラブルが招く最悪の展開はあまりにも怖い。
この作品の世界線は不条理であるが、不思議なのは貧乏人同士が戦う事。
貧乏人vs金持ちの方が後腐れなくやり合いそうではある。

人によっては「ラッセルクロウを煽った女性も悪い!」みたいな"煽り予備軍"みたいな人もいそうだなと思った。
煽り運転が悪い以外にない。
けど、この映画は警鐘を鳴らしつつ弱い者は泣き寝入りしろ感も強かったかな。

最近わかった事実。
なんとラッセルクロウの祖先は最後の斬首処刑者、サイモン・フレイザー卿だったとか。
そこから「laugh one's head off(=頭が取れるほど笑う)」の語源になったとか。
その他にも、足が痛くなり病院に行くと10年前の映画の撮影(ロビンフッド)で両足を骨折しており、自然治癒させていたなどの常人ではないエピソードが発掘され始めている。

どんな映画を見てもラッセルクロウ大好きなので、今後の活躍にも注目したい。
Ryan

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