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いのちの停車場のyamaのレビュー・感想・評価

いのちの停車場(2021年製作の映画)
3.2
東京の大きい総合病院の医師が石川の金沢に行き潰れかけの診療所で在宅医師として働き、そこで新しい患者と出会って向き合っていくお話。こういうご時世だからこそより価値のある作品になっている。在宅医師という仕事はあまり自分は馴染みがなく新鮮でした。そして豪華キャストでこの題材の作品と言うことは素晴らしいものになるとすでに想像できたが、、、、

もったいない、非常にもったいない、こんなに豪華なキャストなのになんでcase6までやっちゃうの??ラブ・アクチュアリーかて!もっと減らしてじっくりその人、家族と向き合って欲しかった。全体的に中途半端と言うか無理矢理時を進める感じね、、題材も命に関係する話なのに、、なんかそんなにほいほい次の命の話に行くのは好きくない。と言うかなんで大事にしないんだろう。そう言う監督の方針なんだろうけど、、、。実際の仕事の現場はもっとたくさんの事が起こっていると思うが、これは映画であり作品ですからね、、。もちろん感動する場面は沢山あったが前半は特に心が追いつきません。

しかし流石のキャスト陣。たくさんのcaseがある中でひとつひとつ気持ちが伝わってくる。この中でも田中泯、この人はエグい。久しぶりの映画出演らしいですがこのキャスト陣の中でもダントツでした。演技もさることながらあの年齢で役作りの為に5キロ以上痩せてまで挑んで、プロすぎる。この演技を観るだけでも価値がある。そして終わってみて思ったのは子役の女の子も印象によく残っている。良い雰囲気出してたなぁ。

撮影場所が石川県の金沢ということで懐かしい景色がちらほら。やっぱり綺麗なところだ。あんな綺麗なパウダースノーはほとんどありませんけどね!!!こう言うところはちゃんと映画でしたとさ!!!
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